フダンヅカイ
武田さんのプロフィールはこちら
もくじ
はじめに 農家とプロデューサー
第1回 はじめはすべてが手探り
第2回 18日で100人に話を聞いて
第3回 3年目からが本番
第4回 「あれー!いつの間に?」
第5回 みんな意識が変わってきたみたいで
第6回 ひたすら想いを書き続けました
第7回 お米は本当に奥が深くて
第8回 「たんぽ」と「きりたんぽ」
第9回 農業を続けていける仕組みを作る
第10回 スーパーでヒアリング
第11回 トラ男ブランドだけのカフェ

はじめに 場外乱闘編?

2012年、秋。
新米の季節にぴったりの方がフダンヅカイにやってきました。

武田昌大(たけだまさひろ)さん。
秋田の若手農家集団「トラ男」のプロデューサーです。

トラ男は「トラクターに乗る男前」という意味。
世間の人たちが農業に対して抱いている
「きつい」「かっこ悪い」「稼げない」「結婚できない」
といったイメージを払拭し、
「農業をカッコよくて儲かる仕事にしたい」
という思いから2010年5月に立ち上がりました。

立ち上げ時は武田さん一人だったのですが、
東京で働きつつ、週末に地元秋田に戻って
農家を1件1件回り、トラ男の理念に賛同してくれる人を集め
現在のメンバーになったそうです。
(現在は武田さんを含め4人)

ここまで書くと武田さんは農家出身で、
農家の現状をよく知っていたから
トラ男を立ち上げたと思うのですが
実はトラ男メンバーのうち農家出身でないのは武田さんだけ。
武田さんはトラ男を立ち上げる前は
東京でウェブ関係の仕事をしていたそうです。

立ち上げ時はなかなかお客さんが集まらず
不安な日々を送っていたそうですが、
ネットでの宣伝やイベントを定期的に行い、
粘り強く活動を続けているうちにファンが増え、
去年は販売したお米が完売するほどまでになりました。

そして今年、
トラ男一家」というサイトがオープン。

「トラ男一家」は、会員になると
毎月トラ男メンバーが作った秋田の美味しいお米が届く
お米の定期販売サービスです。
美味しいお米が毎月食べられるだけでなく、
重くて買うのが大変な人にとっても嬉しいサービス。
農家から直接届くことによって
生産者とお客さんの距離が近くなるのも
大きなポイントです。

このように、農業の悪いイメージを変え、
夢のある職業にするため
まさに現在進行形で動き続けている
武田さんにおはなしを聞いてみたいということで
実現した「トラ男さんちの武田君」。

お米の話題が中心になるだろうなと
予想はしていましたが、ふたを開けてみると
もう予想していた以上にお米づくし。
農業のあり方を変える「プロデューサー」のおはなしは
お米を基点として、地元の話題から、
将来の目標にまで広がっていきました。

お米についてもう一度よく考えたくなる
武田さんとのおはなし、いよいよはじまります。

この連載でも何度か出てきますが、
2012年10月より、トラ男は「トラ男一家」という
お米の定期販売サービスを立ち上げました。

会員になると、毎月秋田の美味しいお米が届くだけでなく
おかずや食べ方の説明など、多くの特典がついてきます。

2kg、5kg、10kgと量も選べるので、
一人暮らしでも家族でも大丈夫。
美味しいお米を食べたかった方、
お米は好きだけど重くて買うのが面倒だった方、
トラ男と交流したい方などなど、
ご興味ある方はぜひこの機会にトラ男一家に入っちゃいましょう!

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