コトバヅカイ
(2012-09-03)
先週、北アルプスの頂点・奥穂高岳に登山に行ってきました。
涸沢までは毎年行っているのですが、それより上は初めての試み。
「滑落死」「落石」更には「いないはずの人がいる…」
穂高岳にまつわる怖い話が頭の中に蓄積され、
登る直前は不安でいっぱいでした。
それでも
いざ登り始めると、頭の中の言葉が次の3つに変換されました。
「ゆっくり」「集中」「三点支持(登り方)」
これをずーっと唱えていました。
そして、人生こんなに集中したのは初めて!というくらい、
ずっと集中していました。
すると、不安だらけだった私が
前向きに次の一歩が出せるようになっていたのです。
この3つの言葉には、からくりがあります。
例えば「ゆっくり」を「焦らない」と唱えていたらどうでしょう。
「焦」と唱える地点で、焦りを連想します。
「らない」と否定することで、自分の考えを否定します。
すると、「○○しよう」ではなく「○○しなきゃ」という
強迫観念が小さく芽生えます。
そして、怖いことに、余計焦ってしまうのです。
普段私は、無意識で「○○しない」っていう言葉を多く使っていると思います。
みなさんはどうですか?
これを肯定の言葉遣いに変えてみることで
自分のパフォーマンスが変わりますよ。
お試しあれ(^^)ノ